古書好きの方ならウェブサイト「日本の古本屋」をご存知でしょう。その名のとおり日本中の古本屋が掲載している在庫情報から、目的の本を検索して購入できるサイトです。
あなたのブラウザに、もっと手軽にこの「日本の古本屋」で検索できる機能を組み込むことができます1。次のリンクをクリックすると2、あなたのブラウザに検索機能が追加されます。
【追記: 2015年1月19日、「日本の古本屋」全面リニューアルにより、この記事で紹介したコードは使えなくなりました。リニューアル版の記事をご覧ください。】
使い方
Firefox を例にして、使用している様子を紹介します。ほかのブラウザでもだいたい同じです。
この機能を追加すると、上部右側の検索ボックスの選択肢に「日本の古本屋」が現れます(図1)。
そこで「日本の古本屋」を選択します(図2)。
語句を入力して検索すると、「日本の古本屋」の検索結果のページが表示されます。(図3)。この検索機能の入力語句は、タイトルや著者を区別しません。たとえば「加賀」とだけ入力して検索すると、タイトルに「加賀」が含まれるものと、著者や出版元に「加賀」が含まれるものの両方が該当して結果が表示されます3。絞り込むには空白で区切って複数の語句を入力します。たとえば「加賀 田中 教育社」のようにします。
また、別のページを見ている場合に、検索ボックスに語句を入力するまでもなく検索する方法があります。まず検索したい語句をマウスで選択します。次に右クリックするとポップアップメニューが表示され、その中に「日本の古本屋で検索」というメニューがあります(図4)。これを選べば「日本の古本屋」の検索結果のページが開きます。便利ですね。
検索のコツ4
先ほども書きましたように、空白で区切って複数の語句を入力できます。タイトル・著者・出版元などを横断して検索します。
旧字・新字は区別されません。ですから「丸山真男」で検索しても「丸山眞男」もヒットします。また、約物(カギカッコや句読点など)は無視して検索されます。ですから、「子供の発見」で検索しても「〈子供〉の発見」を見つけることができます。
しかし、「子供の発見」と「子どもの発見」を同一視してはくれません。目的の本のタイトルの表記が「子供」だったか「子ども」だったかうろ覚えのときは、「こどものはっけん」のように、その読みで検索してみましょう。すべてヒラガナの語句は「読み」で検索してくれます。ただしすべての出品者(古書店)が「読み」を出品情報に登録しているとは限らないことに注意が必要です。当然ながら、「読み」を登録していない本は検索に引っかかってくれません。
それでは、どうぞ「日本の古本屋」をご活用ください。
【追記: 2015年1月19日、「日本の古本屋」全面リニューアルにより、この記事で紹介したコードは使えなくなりました。リニューアル版の記事をご覧ください。】
- ブラウザが OpenSearch に対応していること。Internet Explorer 8, Chrome, Firefox で確認しました。Safari では何らかのプラグインが必要のようです。 [↩]
- クリックするまでもなく、このページを見ただけで自動的に追加されるブラウザもあります(たとえば Chrome)。 [↩]
- 「日本の古本屋」のページに設置されている検索フォームは、タイトル・著者・出版元のいずれかにマッチするものを検索します。ここで提供するものは、タイトル・著者・出版元・解説にマッチするものを検索します。 [↩]
- これらのコツは正式に公表されているものではありません。一人のユーザーとして実際に試行錯誤してみたものです。 [↩]
コメント
コメント一覧 (1件)
以前、川端茅舎句集を金沢かどこかの古本屋さんに在庫有り、とし痛みぐあい、売価等をこのサイトで教えてもらい、比較的良心的な値段で直接その本屋さんから買うことが出来た。今回はリラダン「未来のイヴ」