金沢湯涌夢二館企画展 — 「南陽堂書店」主人が愛した夢二

金沢市のイベント情報より、転載します。


平成25年度、金沢市尾張町の名物古書店であった「南陽堂(なんようどう)書店」はその70余年の歴史に幕を下ろしました。先代の店主である故・柳川昇爾(やながわしょうじ)(1904-1978)はなみなみならぬ熱意をもって古書店を生業とすると同時に、竹久夢二(1884-1934)の熱狂的なファンにして蒐集家でもありました。

当館は、その旧蔵品である日本画「後園新菓(こうえんしんか)」や「子守(こもり)」をはじめ、雑誌や書籍の挿絵などの印刷作品、同時代資料や夢二についての研究資料類を含む約60点の寄贈を受けました。

古書類を愛した柳川昇爾は、昭和14年(1939)頃、「天下の書府」として名高い金沢の地に店を開き、博識であたたかな人柄によって学生や識者らが篤い信頼を寄せる相談相手となりました。本展では、そのような素顔を探りつつ、柳川氏の愛した夢二の魅力に迫ります。

「南陽堂書店」主人が愛した夢二 — 柳川昇爾コレクション新収蔵記念展
開催期間 2014年7月19日(土曜日)〜2014年9月28日(日曜日)
09時00分〜17時30分
入館は17時まで
開催場所 金沢湯涌夢二館
金沢市湯涌町イ144-1
電話番号076-235-1112