古代ローマでは、一年のはじまりは３月だったそうだ。
２月にうるう年が入るのはその名残であるといわれる。
石川古書組合の毎年の総会が、２月の第４金曜日に行われるのもその名残かどうかはわからないが、
今回は民主的に選挙が行われ、新しい理事長が選任された（信任投票でしたが）。
時代は急速に動いているようにも見える、しかし見えるものの背後にある見えないものに目を凝らし、
耳を澄ませて新しい音を聞き、補助線を引き、誰も行ったことない方向へのベクトルを示唆
することが重要である。単なるHow To ではない、本質的な議論の復権。
プロの古本屋として売上を立てることが最も重要であることは言うまでもない。
しかし、単なるアクセス解析やバズりさえすればいい、ということとも違うような気がする。
人文知の復権は古本屋から。そう言える時代が来てほしい。
新しい理事長＆理事の皆様に大いに期待しております。（最果ての古本屋より）